・メタルバイブって沢山あるけど結局どれを買えばいいの?
・メタルバイブってどうやってアクションするんだろう…
・野池で使いたいけど狙い方がわからない…
野池でのバス釣りで秋から冬の寒い時期になるとみんながお世話になる定番ルアー「メタルバイブ」
巻いて良し落として良しな上、遠投性能も高くてオマケに安いので、バサーにとっては欠かせないルアーなのは間違いないです。
しかし、パッと見はどのメーカーのメタルバイブも似たようなフォルムで選ぶのに迷いますよね。
そこで今回は釣り歴29年の私が、今現在販売されているメタルバイブの中から野池釣りで釣果の良かったものをランキング形式で紹介していきます。
メタルバイブはフィールドの状況によって使い方や出しどころが違ってくるので、ランキングだけでなく特徴も参考にしていただけるとより参考になるのでぜひ見てください。
メタルバイブおすすめランキング
1位 一誠 ザリメタル
正直このルアーには何度助けられたかわかりませんが、釣果で言うならダントツの一位。
フォール時の動きが独特で、ランダムにスパイラルフォールをすることでバスをスレさせないといった効果を生み出しています。
アイの位置も特徴的で、L字型に空いている3つの穴がそれぞれ全く違った役割を持っているので、これ一つでメタルバイブのほとんどの動きをカバーしてくれるんです。
寒い時期にはL字最上部の穴がおすすめ。
ルアーの動きが一番動きが大きくなるのでリフト時にバスの注意を引き付けてくれるので、その後のスパイラルフォールによる食わせの間に反応しやすくなってくれます。
9gなら春夏のシャローを巻いていくことで横振れのアクションを起こし、細身のクランクベイトみたいな使い方をすることもオススメ。
2位 エバーグリーン リトルマックス
定番中の定番でメタルバイブの完成形のようなルアー。
このルアーのすごい所は秋冬の寒い時期だけでなく春夏でも安定した釣果が出せるところですね。
ザリメタルが寒い時期専門ならリトルマックスは何時でもオッケーなオールラウンダー。
私も昔からずーっと使っているんですが、今でもよく釣れるルアーとしてルアーケースに入れています。
まぁ、このルアーについては今さら説明する必要もなさそうなんですが、トップクラスの遠投能力・リトリーブ時の波動の強さ・フォールの早さと必要な機能をすべて備えています。
1位にあげたザリメタルが食わせ系のリフトアンドフォールなら、リトルマックスはリアクション特化といっていいくらいストンとフォールしてくれます。
つまり2つとも持っていけば怖い物無し、これは間違いないです。
3位 デプス サーキットバイブ
電子部品の基板素材であるサーキットボードを使用した珍しいメタルバイブ。
サーキットボードは軽い・頑丈・薄いといった特徴を活かして、前面を金属、背面をサーキットボードにすることで、ただ巻きの時に自然な前傾姿勢をとることができます。
そして、なんといっても低重心による立ち上がりの速さが際立ってよく、巻き始めからすぐに泳ぎ始めるのでピンポイントを攻める時に使ってみたいルアーです。
4位 ジャッカル キーバーン
3位のサーキットバイブと同じく基板ボディを採用したメタルバイブ。
キーバーンはフォール時のゆらゆらとしたシミーフォールアクションでバスのバイトを誘発します。
基板ボディ特有の立ち上がりの良さもあるので、小刻みなリフトアンドフォールをしやすく底付近の釣りには最適です。
5位 フラッシュユニオン フルメタルソニック
シミーフォールやスライドフォールの欠点って、狙ったところに落としにくいことなんですよね。
ピンポイントに打ったつもりでも左右に振れてしまうのでどうしてもズレてしまう…。
フルメタルソニックは、極薄のボディとストレートフォールなので高速でピン打ちが可能です。
しかも手返しがいい。
ストラクチャーやピンホールに狙う時に選択肢に入ってくるルアーになります。
メタルバイブが冬の野池で最強な理由
シャッド・ダウンショット・ヘビキャロと釣りにくい冬でも定番とされるルアーはありますが、中でもメタルバイブをおすすめするのにはちゃんとした理由があります。
1.高い遠投性能
冬はほとんどのバスが水深の深いところで身を潜めて越冬しています。
そして、フィールドで一番深いエリアというのは大抵中心付近にあることが多いですが、普通のルアーだと池真ん中に飛ばすなんてことはまず出来ません。
そこで出番になるのがメタルバイブ。
メタルバイブは金属素材で重くコンパクトにまとまっており、他にはない飛距離を出すことができます。
冬の減水した野池なら中心付近のバスに楽々アプローチできるでしょう。
匹敵する距離をだせるのはおそらくヘビキャロくらいじゃないでしょうか。
2.ディープエリアを素早く攻めることができる
メタルバイブは沈降速度が早いのでディープエリアを効率よく攻めていけます。
オープンエリアや初めて行く野池では、バスの反応を探るためにメタルバイブを使って行くとポイント探しが楽になるのでおすすめです。
3.フラッシングでリアクションバイトが誘える
基本的な使い方であるリフトアンドフォールをすることで、光を反射してギラギラとしたフラッシング効果を生みます。
このフラッシングは低水温期で活性の低いバスに対してとても効果的で、リフト時のバイブレーションによるフラッシングでバスの注意を引いてフォール時に反応して食べるパターンが多いです。
また、冬の野池は水が澄んでいることが多く、さらに効果を高めている要因になっているように感じます。
もちろん苦手な場面も…
そんな冬の野池には欠かせないメタルバイブなんですが、もちろん良いとこばかりじゃありません。
他と違ったルアー性能ががそのままデメリットになってしまう状況もあるという事を覚えておいてください。
どういった状況が苦手かというと
・早いフォール性能なのでシャローの攻めが苦手
・リフトアンドフォールは加減しないとフラッシングでスレやすくなる
・根がかりを起こしやすい
などが挙げられます。シャローなんて攻めようものならボトムに当たって動きが邪魔されたり根がかりを起こしたりと散々な目にあってしまいますね。
ちなみにシャローの早巻きが効く時もたまにあるんですが、メタルバイブよりシャロー攻めを得意としたルアー、たとえばシャッドなんかを使った方がはるかにストレスフリーで釣りができるのでおすすめです。
メタルバイブの使い方
基本的には今から紹介する3つが主な使い方になります。
ただ巻き
野池に着いたらまずやっておきたいのがただ巻き。
温かいシーズンならともかく、冬場は一旦着底させてから底付近をゆっくり巻いていきます。
できるだけ一定のレンジを引いていきたいので、ウエイトは少し軽めの1/4(7g)以下をチョイスしましょう。
そしてただ巻きをやる上で覚えておいて欲しいことが、同じコースを何度も通すことです。
メタルバイブはコンパクトなシルエットのためバスに認識されない可能性があります。
また、冬のバスは離れている獲物には追いかけたくても身体がついていけない状態なので出来るだけ近くを通してあげる必要があるんです。
なので、何度も同じコースを通すつもりで投げてあげることでバスの側を通る確率が上がってバイトに繋がるというわけですね。
リフトアンドフォール
メタルバイブを着底させた後、竿を立てるとブルブルっと振動しながら浮いてきます。
その後竿を降ろすことで引っ張り上げられたメタルバイブが力を失って落下していき、そのタイミングでバスがバイトします。
底引き
底に沈んだメタルバイブをゆっくりと引っ張ってくる。一見合わなそうなアクションですが、冬はそれだけで効果的な場面があるんです。
コツとしてはゆっくりとずる引きをしていき、何か障害物に引っかかったら軽くリフトして、乗り越えた後しばらくポーズを入れる。この時根がかり防止のためロッドは少し立て気味にしておくといいでしょう。
おすすめのカラー
カラーは人によっておすすめが分かれるので難しいところですが、海での釣りもよくする視点から言うなら濁りがあれば赤系統、クリアな場合はゴールドかシルバーが安定して釣れます。
赤は暗かったり視界の悪い場所で一番認識されやすいカラーなので濁りが入っている場面には強く、ゴールドやシルバーはクリアな場面でフラッシング効果を最大限に発揮することができます。
これはあくまで目安なので、他に何色か持っていきローテーションさせてその日のバスの好みを調べるといいです。
メタルバイブが効果的な時期
年間通して使うことのできるルアーですが、その効果がもっとも発揮される時期はターンオーバー が始まる10月下旬あたりから3月上旬あたりになります。
この時期は、水温低下によってバスが口を閉ざしてしまい、スレるとワームでさえ食い渋ることが多いです。
メタルバイブは細身でシルエットも小さいのでスレに強く、冬場のタフコンディションに最適なルアーになります。
寒くなる秋冬にはメタルバイブで釣りをしよう!
寒い時期はターンオーバーだったり水温低下でバスの活性が下がってしまい、釣り人にとってやりにくい季節。
バスはいるはずなのに反応が無い…。そうやって心が折れる人も多いはずです。
でもしっかりしたルアーとポイントを選べば結構あっさり釣れることもあるので、そのためにも冬の定番であるルアーはしっかりと持って行きたいところ。
メタルバイブは食わせの力があるだけでなく、飛距離が出るので冬のパイロットルアーとしても大活躍します。
野池に着いた時はまずメタルバイブを使いバスの状態を確かめて、冬の価値ある一匹をモノにしましょう!
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