スモラバのトレーラーワームって結局何をつければいいの?
近年のバスブームにより、各フィールドのタフコンディション化が進んできました。
場所によっては坊主が当たり前なんてことも珍しくありませんよね。
そんな時に活躍するルアーといえば『スモラバ』
ボディこそ小さいですが、サイズ以上のボリューム感とナチュラルな動きで、どの季節でも強力な武器となっています。
そしてトレーラーワームを付ける事によって、各状況に対応する柔軟性も持ち合わせてまさに万能ルアー。
しかし、トレーラーワームの種類が多すぎて実際どれを付ければいいの?って迷いやすいですよね。
そこで今回は私が今まで使ってきた中で、実績と使いやすさを重視したおすすめのトレーラーワームを紹介していきます。
スモラバのトレーラーワームの種類と特徴
スモラバはほとんどのワームをトレーラーとして使用することができる万能なジグです。
しかし、適当に付けて釣りをしてしまうと大幅に釣果が下がってしまいます。
ある程度は適当に選んでも釣れてしまうくらいの力を持っているんですが、スモラバの力だけに頼った釣りをしてしまうのは少しもったいないですよね。
ワームの種類ごとに、何に似せてどういう場所で使えばいいのか。それを考えることで釣りの幅が広がるので、ぜひ特徴を覚えておきましょう。
シュリンプ・クロー・ホッグ系
スモラバのトレーラーとして一番使われているワームがこの系統。
主にボトム付近を攻める時に使う機会が多いです。
シュリンプ系
シュリンプ系はエビを模したワームで細身のシルエットに細いアームが付いているのが特徴。
アピール力こそ小さいですが、バスが食べやすいサイズになっているので食わせる力は強力です。
クロー系
クロー系はシュリンプ系と対照的に太目のボディに、大きな爪を付けザリガニを模しています。
シーズン通して使う機会が多く、泥土のフィールドでボトムノックをしたりテトラの穴撃ちなど
底を攻める動きが得意です。
ホッグ系
ホッグ系はボディが細身ですが、アームは大きく存在感があります。
シュリンプ系とクロー系の間をとったような形で、狭い場所でアピールしたい時に役立ちますね。
グラブ・ピンテール・シャッドテール系
小魚を模した系統のワームで、主にスイミングで使います。
シルエットは基本的に3種類とも一緒ですが、形状とテール部分に大きな差があるんです。
グラブ系
リブが入ったボディと平べったいテールが特徴で、90年代のバスブーム時に一大ブームを巻き起こしました。
当時はグラブ系ワームの代表であるゲーリーヤマモトのグラブを使えば簡単に釣れるってくらい超定番でしたが、シャッドテールの台頭により最近は少し影が薄くなっています。
それでも艶めかしいテールの動きは他のワームには無い魅力があって、今でも主力にしているコアアングラーは多いですね。
ピンテール系
ピン(針)テールの名の通り尻尾が針のような細い形状になっているワーム。
アピール力が弱いのでクリアな水質のフィールドやハイプレッシャーフィールドにめっぽう強く、見えバスを攻略するための切り札としても使われることが多いです。
スモラバと組み合わせてシェイクさせながら中層を巻いてくるミドストとも相性抜群で、春先の青野ダムで45アップを連発したこともあります。
シャッドテール系
少し膨らんだボディに水受けのいい大きなテールでアピール力抜群のワームがこのシャッドテール。
色々なリグに使える汎用性の高さと大型のバスを狙えることから、ワーム全体でも1,2を争う人気を誇っています。
もちろんスモラバに使用しても効果は高く『ミニスコーンリグ』としてアングラーの必殺リグになっている。
ポーク
本物の豚を素材とした特殊なワーム。
ワームの使用が禁止されている河口湖や芦ノ湖で使われることが多いですね。
柔らかい動きはないものの、独特のアピールで釣れるバスもいるので一部ではかなりの人気があります。
生分解性なので湖や池に沈んでも分解されるので環境負荷が少なく、今後ワームが禁止される場所が増える可能性を考えると主流になる日が来るかもしれません。
スモラバと相性抜群なトレーラーワーム5選
トレーラーワームを選ぶ時のコツはスモラバとのサイズの統一感を見る事。
スモラバの存在感が勝ってしまうとトレーラーワームのアピール力がかき消されてしまい、逆にトレーラーワームの存在感が強いとラバーの動きが死んでしまいます。
あくまで自然な存在感を出すことがスモラバで釣る最低条件なのです。
一誠 ビビビバグ 2.6インチ
ゆらめく触覚と細い脚がスモラバとの相性抜群!
ビビビバグシリーズの最小サイズである2.6インチは、スモラバのために設計されたんじゃないかってくらいベストマッチしているワーム。
ラバーからちょうど出てくる逆脚と触覚は、着底した時にちょっとした水流でもヒラヒラとアピールしてくれます。
ボディは細身で障害物の隙間に挟まりにくく、複雑なカバーでもどんどん攻めていけるのもこのワームの特徴です。
使った感想としては、放置気味に使った時の釣果が特にいいので冬のカバー撃ちの時は絶対的な信頼を持っています。
O.S.P ドライブシュリンプ 3インチ
スローフォールでバスを刺激する万能ワーム
私がバス釣りに復帰した時、地元の釣具屋の店員さんに「スモラバのトレーラーでおすすめのワームって何ですか?」って聞いた時にオススメされたワーム。
当時はドライブシュリンプの小さすぎるボディに子バスしか来なさそうな予感がしていたんですが、その後春先の野池で55アップのデカバスをいきなりキャッチしたことを今でも覚えています。
エビをイメージしたワームなので護岸や岸際のポイント撃ちがおすすめ。
下が泥土のフィールドならズル引きもいいかもしれません。
また、逆手がブレーキになってフォールスピードが遅いのでアピール時間が長く、ファーストフォール時のバイトがとても多いです。
ダウンショット・ライトテキサス・ヘビキャロと、スモラバ以外でも使い道が多いことも魅力の一つ。
ジャッカル シザーコーム 2.5インチ
撃ちも巻きも対応した自発アクションワーム
左右についた8本の脚は水をしっかりと受けて縦方向にバイブレーション。
後ろについた2本のテールは横方向にフラフラと揺れます。
この2つが合わさることで巻きではロールアクション、撃ちでは動きによるアピールと、どっちのアクションも出来る優秀なワームです。
ボディが全体的に細長いので動きに硬さがなく、自発的なアクションでもバスからはエサにしか見えないでしょう。
バスのサイズアップを狙う場合は1サイズ上の3インチを使ってみるといいです。
レイドジャパン エグバグ
スモラバ用に開発された高性能ワーム
スモラバのトレーラーとしてワームを付けた時、一番悩むのは統一性。
どちらか片方のパーツが目立ちすぎるとチグハグになり、バスにとって違和感の塊になってしまいます。
エグバグは統一性を極限まで求めたワームで、ラバーのアクションに同調しつつもパーツごとに違うアクションが起きるよう作られています。
同メーカーのエグダマとの相性がとてもいいのでぜひ一緒に使いたいところ。
一誠 キャラメルシャッド 3.5インチ
天才釣り師が手がけた強波動シャッドテール
天才釣り師である村上晴彦氏が手掛けたシャッドテールで、キャラメルのように見えるマテリアルからその名前が付けられています。
とにかく飛ぶことが特徴で他のワームでは届かないようなところまで飛ばせるので、おかっぱりではとても重宝するワーム。
さらに水押しも強く遠くからでもバスにアピールできる力強さを持っています。
シャッドテールですがボトムのズル引きをするとテールをプリプリしながら動いてくれるのでオススメの使い方です。
トレーラーワームはスモラバとの統一感とマッチザベイトを意識しよう
スモラバはサイズが小さいので、アピール力を上げようとワームのサイズを上げようとする人がいます。
しかし、ワームのサイズを上げることで動きが破綻したりバスに違和感をあたえて警戒されたりと、デメリットの方が多いのでおすすめしません。
ラバーによってサイズ以上のアピール力は持っているので、サイズにあったワームを選んでしっかりとアクションすることでバスは遠くからでも気づいてくれるんです。
また、季節やフィールドによるベイトにマッチさせることも釣果を上げるため必要になってきます。
自分の来ているフィールドに何が生息しているかじっくりみてからワームをチョイスしていきましょう!
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