バス釣り用のルアーって他の魚と比べて種類が豊富で覚えるだけでも一苦労。しかも、季節ごとに効果的なルアーが違ったりしてくるので初心者の方は混乱しちゃうと思います。
そこで初めてのバス釣りその4では、初心者におすすめできるルアーを季節ごとに紹介していきます。
前回、初めてのバス釣りその3!はこちらになります。
初心者にシーズン通しておすすめできるルアー
季節ごとにおすすめできるルアーを紹介する前に年間通して使いどころのあるルアーを紹介したいと思います。
どのシーズンでもとりあえず持って行けば使い道があるってルアーなので揃えておいて損はないです。
ストレート系ワーム
昔からあるタイプのソフトベイトで、名前通りまっすぐ棒状になったワームのことです。
ネコリグ・ジグヘッドワッキーが現在の主流になっていますが、他にもノーシンカー・テキサスリグでも効果があります。
使い方としてはストラクチャー(障害物)を狙って放置したり少しシェイクする釣り方になるんじゃないでしょうか。基本的にどの季節でもストラクチャーを狙うことがあるのでルアーケースに入れておいて損はないです。
スピナーベイト
表層からボトムまで幅広く探ることができるルアーで、季節によって使い方が変わりますがバスの状態をさぐるパイロットルアーとして活躍してくれます。
基本的な使い方としてはただ巻きで表層から徐々に底へ沈めていって探る方法があります。
その他、冬の寒い時期にはリフトアンドフォールでリアクションを誘ったり、バスの活性が高い時に表層スレスレを引いて水面を波立たせるガーグリングや、ブレードを水面から出してバタつかせるバジングといった使い方もできます。
クランクベイト
バス釣りの代表的なルアーでほとんどのアングラーが最初の頃に触るルアーではないでしょうか。
巻き始めるとボディを左右に振りながらアクションを起こす強烈なアピール力を持ち、一定の深さを保ちながら移動するので、初心者でもレンジ操作が簡単にでき狙ったところにいるバスを釣ることができます。
何もしなければ浮いてくるほど高い浮力と先端に付いたリップのおかげで根がかり回避性能も高く、障害物が多いところでも引っかかりにくいメリットがあります。
春(3〜5月)におすすめのルアー
ミノー
春の暖かくなる時期になるとメスのバスは産卵に向けてエサ(ベイト)を食べはじめます。もっといえば中層にサスペンドしているベイトを狙って視線が上を向くんですよね。
その時に魚に似た形をしたミノーがハマりやすくなってきます。
ミノーは表層から中層付近を漂うベイトフィッシュを演出できるルアーで、そのまま巻いても少し竿先を弾いてみてもしっかりアクションしてくれます。
シャッド
バスは動き始めたけどまだまだ寒くて速いルアーには追い付けない、といった時に効果的なルアーです。
少し細めのクランクベイトに似ていますが、クランクベイトは止めると浮いてくるのに対してシャッドは止めたらその場でピタッと止まります。その動きは小魚の動きに近いので、バスの目の前で止めてあげると活性の低いバスも思わず口を使ってしまいます。
早春である3月辺りに出番が多いルアーです。
シャッドテール
ミノーで中々釣れない…ってときはバスに存在をアピールしながらゆっくり引けるシャッドテールをつかってみましょう。
シャッドテールは魚の形状をしたワームで、テール部分が水を受けやすいように大きく広がって左右に動きます。春にオススメの使い方はノーシンカーでゆっくり中層を引くか、ラバージグのトレーラーにして底をゆっくりと這わす使い方の二つがあります。
冬を越したばかりでまだエサを追いきれないバスがテールを振ってスローに動く姿に食いついてくるでしょう。
夏(6月〜8月)におすすめのルアー
ポッパー
ポッパーはトップウォーター系ルアーの一つで竿をはじくことでカップ状になった口から「コポッ」という音を出してバスにアピールします。
短い距離で高いアピール力を出せるので、シェード(影)やストラクチャーといった夏の定番ポイントで活躍するルアーです。
特に夏場活性の上がりやすい朝マヅメやローライト(曇り)、雨などの悪天候では真っ先にためしてみたいですね。
虫系ワーム
セミやクモなどの虫を模したワームで水面に浮かせると小さな脚をぴくぴくと振動させて水面に波紋を広げていきます。
水温が上がってくる真夏日の物陰に落としてその場でぴくぴくさせると、バスが水面に落ちてもがいている虫と思い下から食べに上がってきます。
水底からゆっくりと上がっているバスとのやりとりは思わず力が入ってしまうのでハマること間違いなし!
フロッグ
野池では夏になると水草が生い茂って水面を覆いつくす場所が増えてきます。
そんな時に普通のルアーを使うとあっという間に針が引っかかってしまって回収できなくなってしまいます。
しかし、そんな水草の下にこそ夏のバスにとっては居心地のいい場所になっていたりするんですよね。
フロッグタイプのルアーは水面に浮くうえに針先が隠れているので、水草の上を通していっても引っかかりにくい特徴を持っています。その上ポッパーみたいに竿をはじいて音を出すこともでき、水中に隠れているバスに存在をアピールすることができます。
秋(9月〜11月)におすすめのルアー
バイブレーション
遠くまで飛ばせる飛距離と巻いた時の振動で秋の広範囲に散ったバスを探すのに適したルアー。
広いフィールドでポイントが見当たらない時に状態を探るために使う機会が多いです。扇状に刻んで探っていくことでバスのアタリや岩などの水中にある障害物の存在がわかるので、それをヒントに戦略を組み立てると効率よく釣りをすることができますね。
バズベイト
上に付いた大きなペラを表層で巻くことで水を掻き分けていく表層系のルアー。雨の降り始めや風が吹きだした時などフィールドの状態が変化した時に有効になってくるルアーです。
活性が上がって視線が上を向いたバスを素早くサーチしていくことができます。コツとして着水すると同時に巻き始めること。巻き始めが遅いとバズベイトが上がってくるまでに時間がかかってしまうので釣れるチャンスが減ってしまいます。
チャターベイト
チャターベイトは巻くことでブレードが振動してアクションを起こしてくれるので初心者でも動かしやすく、振動に魚を集める効果も期待できます。
秋は水面直下から底より上の層をねらって泳がせることで積極的にベイトを追うバスを狙えます。
冬(12月〜2月)におすすめのルアー
メタルバイブ
冬の低水温期に入るとバスの活性もかなり下がってきて今までの釣り方で釣ることが難しくなってくるんですよね。
そんな時はメタルバイブの素早い動きで目の前に落とすとバスが反射的に食べてくれることがあります。
冬の基本的なアクションは「リフトアンドフォール」で、メタルバイブをしゃくり上げてからフォールさせて食わせます。
その時あまり上げすぎないようにして、底にいるバスの視界から一瞬消えてるくらいの高さを意識すると効果的です。
ラバージグ
水温が下がるとバスはできるだけ動くことを控えて最小限のエネルギー消費で冬を越そうとします。
ラバージグはゆっくりと動かすだけでも周りのラバーが揺らめいて程よいボリューム感をだしてくれるので、バスからすると効率よくエネルギーを取ることができるエサに見えるわけですね。
冬にラバージグを使うポイントは底とシャローを狙っていくこと。
安定した水温を求めて沈む底はもちろんのこと、日が出てきて水面が温められた時はまだ動く元気のある大型のバスが上がってくることがあるのでチャンスです。
初心者のうちは扱いにくいルアー
ビッグベイト
ビッグベイトは名前通り大型のルアーの総称でそのボリューム感と動きで大型のバスを惹きつけます。
集魚力が高くかかればデカいという魅力はありますが、コントロールが難しいことと値段が高いので無くした時のダメージが大きいです。
キャスティングに自信がないうちは手を出さない方が無難だと思います。
ミドスト(小魚ワーム)
ルアーというより動かし方になりますが、ジグヘッドにピンテールワームやシャッドテールワームをつけて一定のリズムで竿を上下させることでアクションを付ける釣りかたのことです。
食わせ能力がとても高く最近の流行にもなっている釣り方ですが、テクニックが必要になってくるので初めは難しいかもせれません。
色々なルアーをためしてみよう!
ここで紹介したルアーは季節ごとに有効といわれているルアー達です。実績のあるルアー達なので釣れる可能性は高いですが、これだけが正解じゃなくフィールドの状況によっては他のルアーの方がいい時もよくあるのが釣りです。
釣り場に通っていって自分だけの必勝法を探すのも釣りの楽しみなので、ぜひ色々なルアーを試してみてください。
次回は釣りで持って行きたい便利道具の紹介をしていきたいと思います。
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