最近YouTubeやインスタをみていると、50upや60upが釣れた!って報告をよく見ます。
デカバスはバスアングラーの憧れですが、狙って釣るのは中々難しいですよね。
そんな中一誠より発売されているギル型ワームのギルフラットは、デカバスを狙って釣る事ができるワームとして毎年大活躍してくれています。
私自身一誠のファンなので発売日から今までずっと使い続けていますが、このギルフラットというワームは一言ていうとビックベイトの集魚力とワームの食わせ力を両立させたデカバスハンターです。
そして一度使い始めるとこれでしか釣れないと思わせるくらいの中毒性もあります。
今回はそんな魅力満載のギル型ワーム「ギルフラット」の使い方の解説とインプレをしていくので最後まで読んでみてください。
ギルフラットの特徴
ギルフラットは一誠より発売されたギル型としては珍しい縦泳ぎをするワーム。
これまでは横泳ぎが主流で、縦泳ぎでリアルな動きをするワームはほとんどありませんでした。
しかしギルフラットは縦泳ぎで難しいとされていた姿勢維持や本物のような艶めかしさを再現して、より自然にバスがバイトするようになっています。
高い集魚力
ギルフラットは見た目のボリューム感があるので集魚力が高く、遠くのバスも引きつけてくれるんです。
濁りが入っていてもどこからともなくバスを引き寄せてくるのはギルフラットならでは。
マンゴーカットによる自然なS字アクション
ギルフラットには、他のワームでは見られないマンゴーカットと呼ばれる斜めの切れ込みが入っています。
斜めに入った深い切れ込みは立体的な動きを可能として、よりナチュラルにS字アクションを起こしてくれるのです。
ボトムに沈める使い方をした時も、着底後ゆっくりと揺めきながら倒れるので釣れる事間違い無しですね。
背部の空洞でふんわりアクションに
ギルフラットの背部には空洞が設けられており、アクションが全体的にふんわりとしたものに。
ゆっくりと沈んでいく姿はバスからすると警戒していないギルにみえるのか、フォール中や着底直後のバイトがかなり多いです。
この背部の空洞には付属の浮力材を入れることができて、フローティングやサスペンド仕様にも変更することができます。
色々な使い方ができる
色々な使い方ができるのもギルフラットの特徴です。
セッティング方法にもよりますが
・ネイルシンカー
・フリーリグ
・直リグ
・テキサスリグ
・根魚玉リグ
・サスペンドチューン
などぱっと挙げるだけでもこれだけあります。
この使い方の自由さもギルフラットの魅力です。
ギルフラットのセッティング方法
ギルフラットのセッティング方法で代表的なものが3つあります。
オフセットフック横掛け
一番ベーシックなセッティング方法がこのオフセットの横掛けになります。
フックを横向きに付けて針先を隠すので根がかり回避性能がとても高く、ウィードエリアやストラクチャー周りを強気に攻める事ができるメリットがあります。
デメリットは横がけのためフッキング率が悪くすっぽ抜ける事が多いということ。
なのでオープンエリアだったり根がかりの心配が無い場所では使う機会は少ないでしょう。
セッティング時、真ん中から針を通すとアイの位置が左にずれてしまうので、真ん中より少し奥にずらしてセットすることがコツです。
オフセットフックたすき掛け
中心から針を入れて斜め下に通していくセッティング方法。
このセッティングの良いところは根がかり回避性能を維持しつつ、ボディの薄い部分に針先がくるのでフッキング性能も高いところです。
横掛けと比べると体感できるほどフッキング率が上がるのですが、一度バスを釣っただけでワームが裂けることがよくあるので持ちは良くありませんね。
マス針ちょん掛け
村上晴彦さんの弟子にあたる赤松健さんがフッキング率の向上のために発案したセッティング方法です。
頭側から食べる事が多いというバスの習性もあってフッキング率は抜群に高いのと、ボディのほとんどがフリーになるのでギルフラットの深いリブを最大限に活かすことができます。
デメリットはフックを支える部分が少ないので身切れを起こしやすいことや、フックがむき出しなのでウィードやレイダウンのような入り組んだ場所で使うとすぐ根掛かりしてしまうところですね。
身切れ対策として、フックを刺す部分にバネを入れることでかなり抑えることができるのでマス針ちょん掛けを
するときはセットしておくようにしましょう。
一誠から発売されているギルフラットセットはあらかじめバネとシンカーがセットされた状態で販売されているので、そちらを使うのもオススメです。
ギルフラットのアクション
ギルフラットは色々なアクションが動画や雑誌で紹介されていていますが、ここでは人気のある使い方について解説していきます。
ただ巻き
ギルフラットはただ巻きでもしっかりとS字アクションをしてくれます。
ネイルシンカーのウェイトを調整する事で簡単にレンジ操作ができるので、バスの状態を探ったりする時に便利ですね。
ゆっくり巻くとI字引きになるので動きを活かすなら早めのリトリーブを意識しましょう。
・サスペンドチューン
ズル引き
ボトムが砂地だったり地形変化がある時はズル引きが効くことがよくあります。
引っかかりがあるまではズル引き→5秒ほどステイを繰り返して、障害物にスタックした時に軽くしゃくってから少し長めにステイを取ります。
それで反応が無ければ障害物に乗り上げるように引っ張り上げてまたステイ。
ステイ時間は好みで変えても構いません。大抵ステイして数秒後にバイトがあります。
・フリーリグ
・直リグ
・テキサスリグ
・根魚玉リグ
ストップアンドゴー
バスが中層にいそうな時に特に有効で、それほど時間もかからないのでハイシーズンで使う機会が多いです。
ギルフラットを着底させたら竿先を上げながらゆっくり巻いていきます。
中層付近まで巻いてきたら竿先を下げてテンションをゆるめてあげると、ギルフラットがゆっくりとボトムまで沈んでいくので着底するまで待ちましょう。
・フリーリグ
ボトム放置
ポイントさえわかっていたら、多分これが一番釣れるんじゃないかなって思います。
縦のストラクチャーに送り込んでそのままひたすら放置。
ギルフラットのボディはちょっとした水の流れでも自発的なアクションを起こすので、そのまま放置するだけでも結構動いてるんです。
人の手を加えるより自然のアクションの方が警戒心を与えないし艶めかしい動きになるのでオススメしたい使い方かもしれません。
・根魚玉リグ
ボトムトゥイッチ
ボトムに着底したギルフラットにチョンチョンとトゥイッチを加えてバスのリアクションに訴える方法。
軽く2、3回トゥイッチをしてステイの繰り返しをしていくんですが、できるだけボトムから離れないようにすることがコツになります。
低活性時に活躍する機会があり、冬や秋のターンオーバー対策として出番があるんじゃないでしょうか。
・テキサスリグ
・根魚玉
インプレ
持ってみるとわかるのですが、片手で持つとぐにゃっと倒れるくらいボディが柔らかいです。
同じギル型ワームであるブルフラットやベローズギルと比べても柔軟性がかなりあるので、水中での動きはギル型ワームで一番滑らかなものになりますね。
巻きではきれいなS字アクション、ボトムでは放置していても勝手にゆらゆらと動いてくれる自発性があるのでどんな使い方もできる「万能ワーム」という印象。
私がメインで使っているセッティングはオフセットを横掛けにして、前に1.8グラムのネイルシンカーを刺す方法。
ボトムをずる引いても良いし、ストップアンドゴーで中層付近まで探ることもできるので一番多様性のある使い方になるので重宝しています。
横掛けをするときはこのようにギルフラットの口の中心より少し奥にずらして刺すことでしっかりとセットすることができます。
こちらは姿勢維持のためのネイルシンカー。
ギルフラットの下部には横のスリットが数本入っているのですが、前から2番目の少し上から刺すときれいにバランスがとれます。
マス針はフッキングが決まりやすくていいのですが、ウィードがあると引っ張ってきてしまうのでよっぽどオープンな場所でない限り私はマス針セッティングの使い方はしないですね。
ギルフラットの得意なシチュエーション
使っているうちにギルフラットを使いやすい、得意と思ったシチュエーションには
・4月~10月頃のギルパターン
・バスの活性が低い時
・縦のストラクチャー
・クリアウォーター
があります。
ギルが活発に活動しているフィールドではもちろん釣れますが、バスの活性が低かったりプレッシャーのかかっているフィールドでも大活躍してくれる印象ですね。
縦ストはギルが身を隠す場所でもあるので積極的に打っていくことで、逃げ込んだギルを狙っているバスにアピールすることができます。
ギルフラット の苦手なシチュエーション
ギルフラットって苦手なシチュエーションがほとんど無いので少し悩むんですが、あえてあげるなら
・濁りの強いフィールド
・雨が降っている
くらいじゃないでしょうか。
要するにギルフラットの存在がかき消されるシチュエーションでは、そもそも存在に気付いてもらえないので勝負ができないというわけです。
関連動画
ギルフラットをネイルリグで使うときの正しいセッティング方法を、開発者である村上晴彦さんが詳しく解説してくれています。
バランスのとり方や刺す時のコツがわかるので、ネイルリグを使ってみようと思っている人は最初に見ておくと役立ちます。
こちらはギルフラットの水中動画になります。
ルアーの水中での動きは知っている時と知らない時ではイメージが違うので、参考にしておいた方がいいですね。
ギルフラットを使った実釣動画。
実釣系の動画でよくあることですが、ヒットシーンだけをみて勉強したつもりになっている人が多いです。
釣れている場面を見るだけでなく、ギルフラットをどうやって動かしているか、どんなポイントを狙っているかが大事になってきます。
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